あいらぶゆー2
「ゴメン、ゴメン。でもさ、今回こうして会えて良かった。


いつもフラッと実家に戻って、何にも言わずに帰ってるから…こうやって友達と会えるの、凄く嬉しいんだ」


友達…。


優羽吾くんの言葉が胸に突き刺さる。


そうだよね、優羽吾くんからしたら、私はただの友達なワケで。それ以上のどんな言葉を期待してるんだろう。


優羽吾くんは私の前の席に腰を下ろすと、メニューを見てにらめっこ。


「うわ…久々だな。こ~いう料理。みう、コースにする?」


「ううん、堅苦しいし単品で。それに…結構高いよ、このお店」
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