あいらぶゆー2
私が頭を抱えていると、優羽吾くんがそう言った。


「…へぇ?今、何て言ったの?」


「あっちで言う、何とかなるさって意味。爺ちゃんがよく言ってる。


…この一言で、オレはどれだけ救われたか。言ってみると、不思議と気持ちが軽くなる。魔法の言葉だよ」


優羽吾くんは、にっこり笑うと、メニューに目をやり料理を選び始める。


なんくるないさ~…か。


優羽吾くんが言ってくれたから、気持ちが大分軽くなったよ。


「うん。やっぱコースにしよ。みう、明日休みなんだろ?今日は送ってくしワインとか飲みなよ」
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