あいらぶゆー2
「ねぇねぇ、今日って全部で5人って聞いてたんだけど、あと一人は誰?」


みうの言葉に私は廉太郎と、顔を見合わせる。


「そーなんだ?私そこまで聞いてないな。集まれって言うから来ただけ」


「あははっ、まーちゃんらしい」


もう一人…?


まさか田中優羽吾
(タナカユウゴ)
じゃないよね?


あの男が、この場に優羽吾を呼んで、みうに会わせるなんて…そんな気のきいた事するわけないか。


それに…みうは。もうとっくにアイツの事、諦めてるハズ。


無邪気に笑うみうの横顔を見つめ、あの頃の事を思い出す。


…優羽吾がいなくなって、みうは少し変わった。


地元で就職したいって言ってたのに、大学に行くって言い出して…。

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