あいらぶゆー2
みうの言葉でやっとヤツのコトを思い出す。


そうだった。コイツを何とかしねぇとな…。


「うっ…」


うめき声と共に、ヤツが体をむくっと起こした。


その瞬間、優羽吾が声を上げた。


「あれっ…?はっちゃん!?」


…はっちゃん?


優羽吾はボンネットに身を乗り出し、ヤツの腕を引っ張る。


「やっぱり…。どうしたん?寄りによってうちの車に落ちてくるなんてさぁ…」


優羽吾の知り合いかよ。…っつーコトは、うちの店の看板に手出したのは…亜沙美繋がりか?


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