あいらぶゆー2
「オマエさぁ…あん時のヤツだよな。コンビニ前で亜沙美残して逃げてった…。確か…2年前?」


今日は髪は下ろされてたけど、粋がってるクセに見かけ倒しの腕っ節と、このカオ…。忘れねぇ。


ヤツはチッと舌打ちすると、下を向いてうなだれる。


オレの腕の中で…抵抗するコトなく、大人しくしていた。


「愛斗くんもその子知ってるの?」


キョトンとするみう。


「知ってるっつーか…。オイ優羽吾、コイツ亜沙美に悪いコトばっか教えてるから、ちゃんと見張っとかないと」


「…はっちゃん、ちょっとやんちゃだけど…根はいいヤツだよ」


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