あいらぶゆー2
「…はぁ?引っ込んでろって…何だぁ?コイツがさっき何やったか知らねーだろ。オイ、自分の口から吐けよ」


膝でヤツを小突くと、ぐったりした体を起こし、顔を歪ませる。


「…全部、オマエが悪いんだ」


「あぁ?この期に及んでオレのせいかぁ?てめぇがぶっ壊した店の看板、全部元に戻すまでつきまとってやろうか?」


胸ぐらを掴むと、慌てて優羽吾が間に入ってくる。


「愛斗…やめろって。手がまず出るクセ…、いい加減直したら?何、はっちゃんが…愛斗んちの看板壊したんだ。


…うちで弁償するよ。
いくら?」


なっ…。


挑戦的な顔をして、ジッ…とオレを見上げる。


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