あいらぶゆー2
「しっかしオマエ、オレへの扱いひどくねぇ?…一応客なんだけど」


「うるっさいなー。夜中に人んち上がり込んで、何贅沢言ってんのよ。


お兄ちゃんはあぁ言ったけど、これ飲んだらさっさと帰ってよね」


缶をはっちゃんの前に、荒々しく置いた。


はっちゃんは、舌打ちしつつも、プルタブを勢い良くひく。


「…で?アンタ何かやったんだ?お兄ちゃんに助けられたんでしょ」


私がそう言った途端、はっちゃんの顔が一気に青ざめる。


やっぱり…。


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