あいらぶゆー2
「私に…何、させる気?朱兎の言いなりになんか絶対ならないから」


「亜沙美も可哀想なオンナだよな。本当に好きなオトコには相手にされず偽物にも愛想尽かされ?


亜沙美をヤろうとしたアイツのお友達が亜沙美に忠告したらし~じゃん。オレと別れたら、学校での立場も悪くなる。どーする?亜沙美」


朱兎は、完全にこの状況を楽しんでる。私が奴らにボコられようが、朱兎にとっては何てコトないんだ。


「どうするかって?アハハ、また転校でもしよっかなぁ」


冗談混じりに言ったつもりだったのに、朱兎は…本気だった。






「じゃ、そーしてくれる?目障りなんだわ。


オレの前から消えてくれよ」







朱兎の瞳は、非情なほどに…






冷たいものだった。






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