あいらぶゆー2
新たな後継者
~亜沙美~
「亜沙美~!心配したよ?もう学校来て大丈夫なの?」
「うん。心配かけてごめんね」
久しぶりに学校に行くと、思いのほかクラスの友達が私の周りに集まって来た。
「亜沙美!良かったぁ…。携帯も勝手に解約して…。
アイツらが亜沙美に手あげたとか、聞いてたから怖かったよぉ?本当に何もなくて良かった」
アイツら…って
あぁ、忘れてた。
そう言えば…朱兎がボコッたリーダーの仕返しに、私を脅しに来たっけね。
「ヘーキ。アイツら、また私を脅しに来るのかなぁ。あ~ヤダなぁ」
「大丈夫だよ。朱兎が、亜沙美に手ぇ出すなってソイツら更にボコッてたから」
うそ~。朱兎が?
冗談だよね。
別れたのに、庇ってくれたんだ。