あいらぶゆー2
~亜沙美~
お母さんの言う…
後継者は、はっちゃんだったんだ。
騙された。お母さんはこういう人。私に選択肢があるなんて言っておきながら、何の選択肢も与えてくれない。
帰りの車の中で、黙っている私を心配そうに見ているはっちゃん。
はっちゃんと結婚?
ありえないよ…。
はっちゃんは先輩だし仲いいけど、私からしたら扱いやすいだけで何の恋愛感情もわかない。
はっちゃんだって…そうだろうし。
なのに。
「亜沙美…。オレ、頑張るから」
なんて、何でそんなにいい加減なの?
あの人の…お腹の子供はどうするの?はっちゃん、お父さんになる決心ついてきたんじゃないの?
「亜沙美、明日からはっちゃんは愛斗の店でお手伝いよ」
運転しながら、お母さんが後部座席の私たちにそう言った。
「タダって言ってたけど…ホントなの?」
「もちろん、うちからお給料は出すわよ。はっちゃんには愛斗のお母さんの元でしっかり働いて、その曲がった根性叩きなおしてもらわなくちゃ。
亜沙美と結婚して、将来うちを継いでもらうんだからね」
「何言ってんの?はっちゃんにそんな事、できるわけないっ」
後継者は、はっちゃんだったんだ。
騙された。お母さんはこういう人。私に選択肢があるなんて言っておきながら、何の選択肢も与えてくれない。
帰りの車の中で、黙っている私を心配そうに見ているはっちゃん。
はっちゃんと結婚?
ありえないよ…。
はっちゃんは先輩だし仲いいけど、私からしたら扱いやすいだけで何の恋愛感情もわかない。
はっちゃんだって…そうだろうし。
なのに。
「亜沙美…。オレ、頑張るから」
なんて、何でそんなにいい加減なの?
あの人の…お腹の子供はどうするの?はっちゃん、お父さんになる決心ついてきたんじゃないの?
「亜沙美、明日からはっちゃんは愛斗の店でお手伝いよ」
運転しながら、お母さんが後部座席の私たちにそう言った。
「タダって言ってたけど…ホントなの?」
「もちろん、うちからお給料は出すわよ。はっちゃんには愛斗のお母さんの元でしっかり働いて、その曲がった根性叩きなおしてもらわなくちゃ。
亜沙美と結婚して、将来うちを継いでもらうんだからね」
「何言ってんの?はっちゃんにそんな事、できるわけないっ」