あいらぶゆー2
「おぅ、珍しいな。お前からの連絡」


『…だね。高校以来?』


おどけて話す辺りは、あの頃と何ら変わっちゃいねーな。


「何か用か?」


『だからかけたんだって。あのさ…亜沙美の事なんだけど』


…うわ、マジか。


コイツ亜沙美の気持ちは、知ってる…よな。


まさかオレに責任とれとか?いや、それはねぇか。優羽吾は、ハチをかってたしな。


亜沙美の理想の婿、とでも…思ってるか。


戸惑いつつ、優羽吾の言葉を待つ。


『亜沙美の挙式の話は聞いた?』


「あぁ、あと2ヶ月?…すぐだな」


『でさ、こっちでやらないかって話になってて…』


「へ、そこで?」


『そ。母さんの地元だし、ずっと里帰りしてないんだよな…。その、亜沙美の式なら、足運ぶかと思って。

元々挙式は、うちの店でレストランウェディングを考えてたみたいなんだけど…こっちにするか聞いてみたら、亜沙美も喜んでくれて』


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