あいらぶゆー２

「…へぇ。いーんじゃね？海キレーだし。あ、クソ暑いから花嫁は悲惨だよなー」


『まぁ、時期が時期だしね…。とりあえず、愛斗にも来てもらわなきゃいけないしさ、また船に乗るけど…大丈夫？』


…何だ？んなモンの確認かよ。


大丈夫…な気がしねぇ。


結局あの帰り…酒を一滴も飲まなかったのに、また船酔いをした。


前日あんな事があって寝不足だったせいか、体調がよろしくなかったのか、船にタダ弱いのか…。


「みうに聞いたのかよー。ダセーよな。ま、２日ぐらい前に入れば大丈夫じゃね？当日だと…きっとヤバい」


『ハハ、わかった。じゃ、愛斗もだね』


「も、って？」


『みうも早めに来たいって言ってるし、また二人で一緒においでよ』


「みうなぁー。アイツ優しい言葉かけてくんねーから、余計ヘコむ…」


『愛斗は、本当変わらないな。ブランクあっても…昔みたいだ。あの頃みたいに、普通に喋れるな…』


不意に優羽吾がそんなコト言い出すもんだから、かなり驚いた。