あいらぶゆー2
用件だけでサッサと切るかと思ったら…そうじゃないコトに、何だかホッとした。


「そうだ…。オレ、優羽吾に謝らねぇと…」


『…何を?』


優羽吾は、オレの言いたいコトは…わかっているかのような、落ち着いた口調。


「昔の事で、ホントすまない…。優羽吾がさ、オレにみうが好きか…聞いたろ?」

『あぁ…そんな事もあったっけ…』


「こんなの、電話で言う事じゃねぇけど。マジあん時、オレは…」


オレは…


何が言いたい?


ちょっと変なニュアンスになりはしないかと、ふと考える。


…そうか、あん時もそうだったっけ。


オレは…


みう一筋の…オマエが、羨ましくて、恨めしかった。


そして、そんなみうに…妬いてたんだ。


でも、それをどう伝えればいいかわからなくて


つい、出た答えが


このままいたら、みうを好きになるかもな。


まさかオマエがみうに、


オレの為にあんな事言ってたなんて…知らねぇし。


ましてや…


消えるなんて…思ってもみなかった。



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