あいらぶゆー2
「だからね、黒谷くんの事情を知った時……何かできないかって思ったのよ。
幸い今の私にはそういう力もあるし、きっとこのために亜沙美は彼と知り合ったんじゃないかって……」
「私……さっき黒谷くんと会いました。
今まですごくやんちゃな子だったのに……いい意味で、本当に別人でした。
今は、お父さんのために……頑張って働いてるって。
亜沙美ちゃんに、すごく感謝してましたよ。
転院が決まった時には、家族で泣いた……って」
「そう……。それなら良かった。私もね、このことで少し自分の中で整理がついたの。
ずっと父に嫌われて、もう二度と島へは戻るなって言われてた。
だけど、父までも失ってからじゃ……遅いんだって。
だから、思いきって会いに行こうと思うの」
「それは、亜沙美ちゃんの挙式で……ですよね?」
何だか口にしてしまうといけないような気がして、恐る恐るそう言うと、彼女は私を見て、微笑んだ。
「そうね。亜沙美の晴れ舞台に、まさか父も拒否するわけにもいかないだろうから。
それとね……。
みうさんには、ひとつお願いがあるんだけど……」
幸い今の私にはそういう力もあるし、きっとこのために亜沙美は彼と知り合ったんじゃないかって……」
「私……さっき黒谷くんと会いました。
今まですごくやんちゃな子だったのに……いい意味で、本当に別人でした。
今は、お父さんのために……頑張って働いてるって。
亜沙美ちゃんに、すごく感謝してましたよ。
転院が決まった時には、家族で泣いた……って」
「そう……。それなら良かった。私もね、このことで少し自分の中で整理がついたの。
ずっと父に嫌われて、もう二度と島へは戻るなって言われてた。
だけど、父までも失ってからじゃ……遅いんだって。
だから、思いきって会いに行こうと思うの」
「それは、亜沙美ちゃんの挙式で……ですよね?」
何だか口にしてしまうといけないような気がして、恐る恐るそう言うと、彼女は私を見て、微笑んだ。
「そうね。亜沙美の晴れ舞台に、まさか父も拒否するわけにもいかないだろうから。
それとね……。
みうさんには、ひとつお願いがあるんだけど……」