地下秘密基地.
秘密基地が流行ってて、当時の遊んでたメンバーで作った。

近所の神社+公園みたいな所を拠点として遊んでた。

……もちろん秘密基地のメンバー以外には秘密で。



「あ!、チャリ鍵かけるの忘れた!」

背伸びの途中で鍵かけ忘れてたのを思い出した。

ブレザーを着て、すぐに教室をでた。

階段を降りながら途中で偶然、青木さんに会った。


もちろん昨日俺が見た夢なんで知るわけない。

「あっ、隼人君おはよう。」

爽やかな笑顔の青木さん。素敵だ。

「お、おはよう!」
突然の挨拶に反応が若干遅れた。

そのままお互い通り過ぎて、おれはウキウキ調子で駐輪場に向かった。


もしすでにチャリ盗まれてたら笑えるなー。
と考えたが、まぁ普通に自分のチャリがあった。



…いや、なきゃ困るんだけどね。


ガチャと鍵をかけた。
よしっ!





「あら、隼人じゃない。1人で笑ってると気持ち悪いよ。」


「…え??」

< 7 / 111 >

この作品をシェア

pagetop