愛たくて~あいたくて~
『ただいま』


帰ってきた俺たちをみてみんなは普通に
『おかえり』


そう言った


『なぁ…』


俺は皆に話しかけた


『なになに愛ちゃん』


睦月はいつもと変わらず


『愛ちゃん声変…』

歩はそう言い


『葵…』


すみれは霜月に抱きつく


『愛斗…俺のご飯は』


真琴先輩はそう言いまだ寝転んでる



『あのさ…俺たち付き合うことになったから』


マイペースな皆をよそにそう伝えた


コンビニの帰り道で霜月と話し合ったからちゃんと皆に伝えることを



その時始めて知った


すみれが霜月の気持ちを知っていたことを…



歩が霜月に俺の話しをいつもしていたことを…

そして睦月が俺の気持ちを知っていたことを…



『え…マジで良かったな』


睦月は驚きでも笑ってた



『やっとかよ』




『本当見てるこっちがイライラしたよ』


歩とすみれは言う


『まぁそうなることは予想してたわ』


真琴先輩が言う





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