愛たくて~あいたくて~
『はい…大切にします』


そう言うと先輩は笑いながら言う


『あぁ泣かすなよ…華林の事は俺が何とかするから気にするな』


そう言ってくれた



先輩はやっぱりかっこいい



でも霜月を思う気持ちはきっと負けない


いや負けないとそう心に誓った



先輩は少し話して帰っていった



連絡先も交換したし恋の話もした



先輩は霜月の話もしてくれた




付き合ってる間も幼なじみの延長だったこと




今でも大切な存在に代わりが無いこと…


本当に先輩は憧れだ



先輩が帰って暇になった俺は携帯を見た


睦月から今から帰るメールとバイトの日付と時間と場所が合った



歩からは明日の予定があるか確認のメール


そして霜月から…


『今から行くよ』


そうメールが来ていた



俺は起き上がりリビングに向かった



リビングには珍しく母さんが居た



『母さん…今日も霜月来るって』


そう言うと



『何今さら言ってるの?葵ちゃんならもう来て未菜の勉強見てるわよ』



『え?いつ来たの』


そう聞くと



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