愛たくて~あいたくて~
結局普段通り家に帰る


俺たちの声を聞いて嬉しそうに未菜が出てくる



『おかえり』



『ただいま』


未菜は睦月に向かって言ってるし


睦月も未菜に笑顔で答えてるし



『俺は無視かよ』


なんて突っ込みを入れてみた



『無視してないでしょ』


未菜は怒りながら言う


『はいはい』


未菜の気持ちなんてバレバレなんだよ


睦月が好きで好きで春休みはうるさいほど何度も睦月の事を聞かれたし



『はいはい』


未菜と睦月は置いて部屋に入り眠りに着いた



でも眠れなくて頭には霜月葵の笑顔と…


神無月の


『まぁ色々あるみたいだけどね』



言葉と切なそうに霜月を思う顔しか浮かばなかった



考えても何も分からない…


出逢ってまだ1日もたって居ないのに…



どうしても彼女の笑顔が頭から離れなかった




結局ベッドでゴロゴロしてる



下からは未菜と睦月の笑い声が聞こえる



そんな声を聞きいたからか俺は霜月と笑ってる自分の姿を想像しながら眠ってしまった







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