愛たくて~あいたくて~

始まり

どれぐらい眠ったかわからない



目を覚ますと睦月が漫画を読んでいた



『愛ちゃん…眠り姫だね』


なんて起きた俺に睦月は話しかけた


『ん?今何時』


睦月の意味不明な事は流して聞く



『今…8時だけど』



『飯は?』


『食べたよ…愛ちゃんのは残してるよ』


なんて笑ってる



『じゃあ飯食べてくるわ』


そう言い部屋を出てご飯を食べて風呂に入りまた部屋に戻る


『なぁ睦月』


部屋に戻るとまだ漫画を読んでいる睦月が居たので話しかける


『ん?』


俺の声に睦月は漫画を閉じて振り向く


『いや…いいわ』


『変な愛ちゃん』


そのまま電気を消して眠ろうとした時睦月が話し出した




『俺さ…やっぱり愛ちゃんの家好きだよ』


『なんだよ急にさ』


『ほら…俺家に居場所ないから春休みずっと家に居たんだよでもお袋も親父も帰って来なかった』


『え?』


初めて聞いた睦月の家の話し



『ずっと言えなかったけど俺の親二人とも俺ほっといて小学校の5年くらいから家帰んないんだわ…中学上がるまでは金が置いて合ったけど中学上がってからは通帳とカードが合ってさ…一度も顔合わしてない』




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