愛たくて~あいたくて~
『葉月ちゃん…誤解している』


『誤解?何を』


葵と葉月先輩は睨み合う


『私と祐季が別れたのはお互いに気持ちが変わったから…ううん祐季は葉月ちゃんが好きだったのでもずっと気持ちを隠してたそんな時私は 愛斗に惹かれ始めた…だからすれ違い始めた気付いた時にはもう気持ちは止まらなくなってた…だから話し合って別れたの…』


『だからそれは私が祐季にキスをしたから…』



葉月先輩の言葉に周りは固まる


『違う…葉月ちゃんが祐季にキスする前から祐季は葉月ちゃんを好きだったの…ううん本当はもっと前からかもしれない…ただ私は祐季が離れていくのが怖くて一人になるのが怖くて祐季を繋ぎ止めてた…でもそれじゃあダメだって…そう思ったから祐季から離れる事にしたの』


『え?』


『ごめん葉月ちゃん…祐季はずっと葉月ちゃんが好きだったのでも私が祐季に好きって伝えたから置いて行かれるのが怖くて…葉月ちゃんが祐季を好きなのも知ってたのに祐季の優しいさを利用してたの
私が好きってそう言ったら祐季はきっと答えてくれるのもわかってたから…
ずるいでしょ』


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