愛たくて~あいたくて~

二人

葉月先輩の出来事から俺たちはラブラブだった



睦月にはよく言われた


『愛ちゃんと葵ちゃんラブラブ過ぎで入れない』


俺はあの日以来男との撮影しかしなくなった



本当はモデルの仕事自体辞めるつもりだったがカメラマンの赤磐さんにもったいないからと言われて引き留められ


女性との仕事抜きでと交渉し結果続ける事になった




葵は俺がバイト以外の日にも赤磐さんのアシスタントとして手伝いに行くようになった



『私カメラ本気でやってみようと思うんだ』



そう言った葵の瞳は輝いていた



だから俺も嬉しかった



そんな俺たちに睦月は


『葵ちゃん最近カメラに夢中だね愛ちゃんそのうち負けちゃいそうじゃん』



『マジでカメラに負けたら凹むよかなり』


なんて笑って返したけど実際本当にそうなりそうで怖い



でも何かに夢中になれるのは良いことだと思う



俺もモデルやバンドをやりはじめて色んな考えや経験が出来たから



葵もそうだと良いのにそう思った



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