愛たくて~あいたくて~
俺は母さんと話し終えて葵の横に座る



『愛斗…明後日なんだけど』


そんな俺に葵は遠慮がちに聞いてきた


『大丈夫だよ』


笑顔で答えた




明後日はクリスマスイブ



バンドもバイトも今日から休みにしてもらった



まぁその分今日迄の予定がきつかったけど…



『よかった…あのね皆でクリスマスパーティーしない?』


葵は嬉しそうに言う

『いいんじゃねぇ~』


だから葵を見て笑顔で答えた


『やったぁ~』


そんな俺に葵は喜んで抱きついてくる



周りは見てみぬふり


『てか愛ちゃんは絶対二人で過ごすって言うと思った』


なんて睦月が言う


『別に葵が喜ぶなら二人でも皆でもどっちでもいい』


そう思ったから言うと


『本当愛ちゃんは葵中心で回ってるね』


なんて歩が言う


『当たり前』



俺の返事に皆は笑う


まぁ本当は二人で過ごすのもいいかなって思ってたけど葵が皆で過ごしたいならそれも悪くない


それに24日だけがクリスマスじゃないし



< 130 / 306 >

この作品をシェア

pagetop