愛たくて~あいたくて~
翌日



家のチャイムがなる音で目が覚めた



『は~い…あ…どうも…はいいますよ』


母さんのいつもとは違う喋りに気づき玄関に行くと知らない女性が居た



『愛斗…葵ちゃんは?』


そう聞かれて答えた

『まだ寝てるよ』


『そう…こちら葵ちゃんのお母さん』


え…一瞬戸惑った



葵のお母さん…



そう言えば似てるような



『愛斗』



母さんの声で我に返った



『始めまして如月愛斗です』



そして挨拶をすると葵のお母さんも


『葵の母です…あの娘がいつもお世話になってます』


そう言って挨拶した


『あの今日は?』


母さんが聞いた


葵のお母さんは話し出す


再婚の話し


葵が昨日途中で家を飛び出したこと


心配で水無月先輩に電話して家に居るから安心していいと言われたこと


どうしても葵と話したくて家に来たと言うことを聞いた



『俺葵起こしてきますね』



そう言い皆が寝てるリビングに向かった



『葵…葵』


他の皆を起こさないように葵だけを起こした




< 135 / 306 >

この作品をシェア

pagetop