愛たくて~あいたくて~
『あぁ何でも言えよ』


睦月に始めてお願いされて嬉しくて答えた



『未菜に気持ち伝えたいんだけど良いかな?』


意外な言葉にビックリした



『気持ちって…まさか睦月…お前』


『あぁ…ずっと言えなくてさ…妹に手を出したら愛ちゃんに怒られちゃいそうでさ…やっぱりダメ?』


なんて寂しそうに言うし


もう何か力が抜ける



未菜の気持ちは俺から見てもバレバレなのにさ



まさか睦月までとは思いもよら無かったけど



『いいんじゃねぇ~まぁフラれて泣くなら俺が慰めてやるよ』


なんてふざけて言ったのに睦月は急に悩み出すし



『やっぱり無理かな俺なんて』


いやいや…


未菜はお前に惚れてるからフラレる事なんてないけど…



まぁ悔しいから教えてやらないけど



なんて思っている俺を無視して睦月はずっと未菜の話しを続けてるし



まぁそのうちわかるからいいか



そう思いながら睦月の話しを聞きながら眠った




それからは夢で何度も睦月と未菜が楽しげに歩いてるのを見た




いつかきっとこれが現実になるんだなって複雑な気分になった





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