愛たくて~あいたくて~
『そう言えば愛斗…あんた本当バカよね』


今日何度目だよその言葉…



『なんだよバカバカって息子に親が言うことかよ』



『だって葵ちゃんあんたの誕生日色んな計画立ててたみたいよ…まぁバレンタインでもあるし』


『え?』


母さんの言葉に驚く

だって葵は何も言わなかった




『やっぱり聞いてなかったのね…さっき誕生日の話をしてたのは私に予定を聞くためだったみたいよ』


『…』


俺は母さんにそれを聞き未菜の部屋に急いで向かった



後ろからは母さんの声がした


『ちゃんと葵ちゃんと話しなさいよ』


言われなくてもわかってる



未菜の部屋をノックした



出てきたのは葵だった



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