愛たくて~あいたくて~
そこまで聞き俺は言う



『俺に話すより未菜に話せば…まぁもう全部聞いてるだろうけど』



『え?』



皆驚く



『後ろ』


そう言いながら後ろを指差す俺


その先には未菜が居た



すみれと葵が来て歩が話し出した時に未菜が来たのは解ってた


でもあえて何も言わずに未菜にも話しを聞かせた誤解を解くにはそれが一番早いと思ったから




『なんで話してくれなかったの…私誤解してた毎日一緒に帰ってきてるから…私の事嫌いになったんだって』


睦月は泣きながら言う未菜に近づき頭を軽く叩いた


『本当ごめんな…もっとちゃんと守れたらよかったんだけど…』


睦月の言葉に未菜も


『私もごめんね…彼はただの委員会の仲間で友達の彼氏なの…睦月の気持ちを知りたくて協力してもらったんだ…』



『ば~か…俺は未菜が好きだよ…だから悲しませたくないんだ』



『うん』

未菜は睦月の言葉に素直に頷く



そんな二人に近づき歩達も言う


『俺らも悪かったよごめんなちゃんと話せてたらよかったんだけど』



『未菜ちゃん本当ごめんね…私のせいで』


すみれは泣きながら未菜に謝る



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