愛たくて~あいたくて~
そんな皆に俺は言う

『あのさ別に誰も悪くないだろ…ちょっとすれ違っただけだよ…ちゃんと話してわかったからいいじゃん』


『まぁそうだよな』


睦月も言うから睦月に近づき耳元でこっそり言う


『もう泣かすなよ次泣かしたらゆるさねぇ~よ』


『あぁ』


睦月の目は輝いていた



もう大丈夫だろうこの二人ならそう思った


それと同時に一つの疑問が…


『てか何で俺には話さないんだよ』


今になって気付いた


俺だけが全く知らなかったことに



『いや話したかったけど愛ちゃんバンド忙しそうだったから』


なんて睦月は遠慮そうに言う



まぁ確かに学校でも詩を考えたりしていて余裕がなかった


でも秘密にされてるのに少し寂しく感じた


それと同時に俺も大切な皆の力になりたいそう思った



『まぁとりあえずその女にははっきり言いに行くぞ』


俺が言うと葵が笑う

『やっぱり…』


睦月が言いかけて


皆声を合わせて言う

『愛ちゃん(愛斗)が一番怖いね』


って笑うし



『なんでだよ』



俺は皆の顔を見て突っ込む




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