愛たくて~あいたくて~
いつもの皆の笑顔が戻った時に


『皆ご飯よ』


下をから母さんの声がしてリビングへおりた





階段の途中で葵に止められた


『愛ちゃん』


袖を掴んで離さない葵


『どうした』



葵は少し不安そうに俺を見る


『あのね…もし愛斗が話しつけに行って惚れられて付きまとわれたら』


なんて可愛いこと言うから



『大丈夫だよ…葵のことも皆の事も守るよ…てか先輩と繋がりがあるからいざって時にはどうにでもするよ』


まぁ結局先輩たちに助けられてるな俺はなんて考えてた



それでも葵は心配そうにしていた


だからそんな葵に言う

『あぁだから心配すんなよ…てか何かされたら絶対隠さず言えよな』


『うん』


俺の言葉に素直に頷きやっと笑顔で言ってくれた



今回の事で俺は何がなんでも大切な人たちを守れるように強くなろうと思ったんだ


もう誰かが泣いたり嫌な思いをするのは見たくないし



それを知らないのも結局応えるから…




絶対に皆を守るそう誓ったんだ



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