愛たくて~あいたくて~
めちゃくちゃ楽しくて最高の時間はあっという間に過ぎて行った




ライブは大盛況で終わりを迎えた




『真琴先輩最高』



俺は真琴先輩に抱きついた



『おお愛斗から抱きついてくるなんて始めてだな』


『うるさい』



とっさに離れて言う


『愛斗誕生日おめでとう』


急に笑いながら大和永和真琴先輩が言う

急に言われてビックリしたけど今日の俺はめちゃくちゃ素直で


『ありがとう』


そう言うと


『珍しいな愛斗が素直に言うなんて』


真琴先輩は笑う


『ほらプレゼント』


そう言いながら投げて来たのは一枚のCD


『なにこれ?』


『俺らからお前に』


見て気付いたあの日文化祭でのライブのCDだった


『まじでこれなんで?』


『俺が作ったんだ』

大和が得意気に言う


『凄いなぁ~』


『まぁ真琴の提案だけどな』


『愛斗さっさと行けよ』


『でも片付けは』


『そんなん俺らがするから気にすんな』


そう言い真琴先輩に追い出された


『ありがとう』


もう一度そう言い急いで家に帰る






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