愛たくて~あいたくて~
家に着いた


いつもは開いてる玄関の鍵が掛かってた


俺はインターホンを鳴らす


『おかえり』


葵が出てきた


『ただいま』


葵に言う


『愛斗早かったね』


葵は慌ててそう言う

『あぁ真琴先輩に帰れって言われてさ』


『そっかぁ』


『てか家に入ろう』

って家に入ろうとすると笑顔で葵に

『ダメ』

って言われた


『え?』


意外な言葉に驚く俺に


『ちょっと待ってて』


そう言い家の中へ


俺は自分の家の前で閉め出しをくらった

少しして現れたのは葵じゃなく睦月だった



『愛ちゃん行こう』


そういい俺は連れて行かれた



『なぁ睦月…何処行くんだよ?』


『散歩…てかまだ準備中』


なんて言われて公園に座る


『なぁ愛ちゃん…』


『なに?』


『俺さ最近愛ちゃんが遠くなってる気がするんだ』


睦月が言ってる意味が全くわからない


『なにそれ…意味わかんないけど』


『だってさ…めちゃくちゃ人気になってどんどん活躍してさ何か俺の相手する暇も無さそうじゃん』


そう言う睦月の顔は本当に寂しそうで



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