愛たくて~あいたくて~
そこにはチョコが入ってた


『これって?』


慌てて聞く俺に葵は笑顔で言う


『うん…バレンタインのチョコだよ』


『マジかよ…食べていい?』


『うん…手作りとか始めてだからちょっと不安なんだけど』


『いただきます』


そう言う葵の横で俺はチョコを一つ取って食べた


めちゃくちゃ美味しかった


『めちゃ美味しいよ』


『本当?』


『あぁ…ありがとうな』


『どういたしまして』


葵は安心したのか笑ってた


『なぁこっちは?』


そう言い大きい袋を開けた


『あのね…編み物も始めてで…あまり上手じゃないんだけど…』


『いやマジで絶対使うわめちゃくちゃ上手いじゃん』



そう中にあったのは手編みのマフラーだった



『本当に…じゃあ巻いてあげるね』

葵はそう言いマフラーを俺の首に巻いた


『おう…めちゃくちゃ暖かいよ』


めちゃくちゃ暖かくて何よりも嬉しかった


『はぁ~よかった』

葵は安心してた



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