愛たくて~あいたくて~
歩は直ぐに出た


少し安心して歩に聞いた



『歩…すみれと葵一緒だよなぁ?』




『いや今は…どうした?』


歩から返ってきた答えにまた胸騒ぎがした



『葵に連絡がつかない』



『マジかよ…とりあえず教室行ってみるわ…』



歩の話によると歩の委員会があったから教室で二人は待っているらしい



俺も電話を切り教室に急いだ




胸騒ぎは段々大きくなる




教室に入ると歩が居た



『歩…』




『愛ちゃんごめん…俺が…』




歩はその場に悔しそうに立ち尽くしてた



それもそのはず…



教室には葵のカバンとすみれのカバンが散乱していて携帯も転がっていた




『とりあえず先輩に電話してみるわ』




俺は急いで先輩に連絡した




先輩もすぐに駆けつけてくれた




その後に睦月にも連絡した




事態は最悪だった





『愛斗どうする…』


水無月先輩は冷静に俺に聞いた



『…奏高に行くよ』


もう待ってなんて居れない



行くしかないそう思った




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