愛たくて~あいたくて~
結局鞄はいつまでも見つからず…



それからもちょくちょくモノが無くなった



ペンやノート



だからもう肌身離さず物を持ち歩く様になった





本当意味が分からない






夏休み前日




俺は職員室に居た




先生に呼び出されたから




『如月…見つかったよお前の無くなったもの全部』



『マジで』



そう言い返された



確かに無くなった全ての物が戻ってきた



『あの何処にあったんですか?』




不思議に思いそう聞くと



『使われてない倉庫にあった…何かお前のファンの仕業らしいぞ…彼女も反省してるみたいだしどうする?』



『まぁ全部返ってきたしいいです』




何か会ってもまたゴタゴタになりそうだからそう言った



『わかった…まぁもう二度としないと約束したし大丈夫だと思うから…ただ』



先生は言いかけて辞めた



『ただなんですか?』



『お前らがライブしないから寂しかったんだとよ…まぁ真琴や大和の都合もあるし仕方ないよな』


『そうですか…大和や真琴先輩に言っときます』


そういい職員室を出た



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