愛たくて~あいたくて~
結局俺は歩と睦月に頭を下げた



『出来たら教えて下さい』


でも歩も睦月も冷たく言う



『葵ちゃん本人に聞けば』



『だから話しかけても無視されてるの』



『仕方ないな』



そう言い歩は何故か部屋を出ていった




『まぁ愛ちゃんは女心に鈍いからね…葵ちゃんも心配なんじゃない…だいたい最近生徒会してるせいもあって愛ちゃん大人気だしね』



『…』



まぁ確かにバンドは日数減ったけど…


今度は生徒会の仕事に追われてたりする


少しして葵が来た



睦月は葵を見て部屋を出ていく



『なに?』



やっぱり怒ってる



『あのさ何かごめんな』


とりあえず謝ってみた




『何が?てか愛斗は私が何を怒ってるかわかってるの?』



そう言われて素直に答える



嘘を着いてもきっとバレてしまいそうだから



『…正直分からない』




『本当ムカつく…最近モテすぎ…しかも何…全然気にしてないしさ…生徒会忙しそうだし帰りもあまり一緒にいれないし』



そこまで言われて俺は葵を抱き締めた



『寂しかったの?』



そう聞くと素直に頷いた



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