愛たくて~あいたくて~
葵は睦月に似てる




『ごめんな…出来るだけ時間作るから』



『うん…あまり遠い存在にならないで…置いてかけてる気がするから』



俺は葵の頭を軽く叩く



きっと葵も不安なんだろうそう思った



でも俺が不安にさせてるのならやっぱりちゃんと葵の不安を無くしてあげたい



その為には葵との時間をちゃんと作ろうそう思った




『ねぇ~夏休みは一緒に過ごせる?』



葵は不安そうに聞く


『あぁ幾らかはバイトと生徒会があったりバンドも有るけど去年よりは少ないから』



『じゃあ許してあげる』




そう言って葵はやっと笑った




それからはバイトやバンド生徒会をしながら葵との時間を大切にした



出来るだけ葵と居たくて生徒会にもバンドの連絡にも葵が暇な日には連れていった





夏休みは何故かみんなで過ごす時間が多かった





楽しくてヤバイくらい充実していた





でもきっと今年こんな日々を過ごせない




皆はそれを感じて始めていたんだ





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