愛たくて~あいたくて~
修学旅行から帰って来て俺たちを待っていたのは進路だった




『なぁ愛ちゃんは進学就職?』



睦月は聞いてきた



『俺は就職かな…進学はしない』



『そっかじゃあ俺も就職しよう』




いやいやそんなんで決めていいのか



まぁ睦月の場合は始めから進学は考えて無いんだろうけど





睦月の家族




睦月が家に居場所が無いわけ



夏休みに始めて聞いた睦月の家の話し…


やっと睦月が話してくれた




それは睦月のお兄さんにあった



睦月の兄さんは優秀で



睦月と3つ違い



睦月が中学に入ったころから上手く行かなくなった




母親も父親もお兄さんに期待していた分睦月を邪魔な扱いをするようになった




睦月は次第に家での居場所を無くして家に来るようになった


それでも全く睦月の親は気にしなかった



高校を決めるときも一番近い弥高でいい



たったそれだけ担任に行ったのだと







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