愛たくて~あいたくて~
弥高祭前日




最終練習を終え帰ろうとしたとき




『愛ちゃん』



呼ばれて振り向くと睦月が居た




『睦月…どうしたんだよ』




家で毎日会ってるはずの睦月が居ることに少し驚いた




『ちょっと話そうよ』



そう言われてファミレスに連れて行かれた




『睦月…なんだよ』



『愛ちゃん…悩んでるんじゃないの?』



睦月の言いたいことは直ぐにわかった



でも気づかないふりをして聞く




『何を?』




『これからの事』



その言葉に俺は嘘を着いた



『悩んでないよ…俺は決めたから…葵とも約束したしさ』



『俺はね愛ちゃんが決めたならそれでいいと思うけど今の愛ちゃんはカッコよくないよ…』



『睦月は何が言いたいんだよ』



『別にただ自分の気持ちに嘘だけは着いて欲しくないだけ…まぁいいや…明日頑張れよ』



『意味わかんねぇ~』




『だろうね』




本当は睦月が言いったことはわかっていた



でも…今は明日の弥高祭の事しか考えない様にした



いや考えたくなかった




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