愛たくて~あいたくて~
リビングには睦月の姿



『睦月葵来なかったか?』



『え?来てないけどさっき玄関開いた音したけど』



『マジでなぁ睦月悪いけど携帯貸して』


そう言い携帯を借りて葵に電話した



でも出ない




俺は葵を探した





30分後にやっと見つけた




葵が居たのは去年一緒に来た丘だった



『葵…ちゃんと話そう』




そう言い葵に近づいた




『やだ…愛ちゃんとは話したくない』



そう言われたけど俺はちゃんと葵にわかって欲しくて話した


『ごめんな…あれは坂田が勝手にカバンに入れたんだよ…今日だって生徒会の皆と居たし…今日が14日って言うのもさっき知ったんだよ』




『ごめん…今は何も信じれない』




それでも葵は信じれないといい泣き続けた



信じてもらえないのも仕方ない




最近の俺は生徒会の仕事ばかりで葵との時間も作れずに居た



それに坂田の事も何度か葵に言われてた


『奈菜は愛斗が好きなんだよ』


でも俺はそんなことないとか


焼きもち妬くなと



ただの生徒会の仲間だからと言い続けた


結局葵の気持ちをわかろうともしなかった





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