愛たくて~あいたくて~
葵は不安だったんだ


だからチョコを誰からも受け取らないでなんて言ってたんだ


俺は言われなくても受け取る気なんて無かったからそんなに気にもしてなかったのに



葵を不安にさせたのは俺だった




結局睦月からの電話で睦月に葵の迎えを頼み葵を連れて帰ってもらった




俺は一人で頭を冷やしていた




家に帰って睦月に言われた




葵が奈菜の事で悩んでいた事を



結局眠れないまま朝を迎えた





そして次の日学校ではすみれに奈菜が葵に宣戦布告をしていた事を聞いた




葵は朝から俺と目も合わさない




坂田はそんな俺らを見て俺に近づいて来た




そんな坂田に俺はチョコを返してはっきり言った




『俺は葵以外好きにならない…坂田の事は生徒会のメンバーとしか思ってない』



俺の言葉に坂田は



『バカみたい…もういい愛斗なんて』


そう言い泣きながら走って行った







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