愛たくて~あいたくて~
ー愛斗へー



『多分愛斗の事だから直ぐには読んでくれてないよね

これを読んでる今
もし愛斗の隣に大切人が居るのならここで読むのを止めて下さい

でも読んでる今


まだ私の事を思って居てくれるならりっちゃんから続きの手紙を受け取ってください』




そう書かれていた




俺は急いでリビングへ



リビングには母さんが居た


『愛斗帰ってたの』


俺を見て言う母さんに慌てて話す



『あぁ…それより母さん葵なら預かってる手紙…』



俺の言葉に母さんは笑顔で


『やっと読む気になったのね』


そう言い手紙を出した



そして部屋に戻ろうとした俺に母さんが言う



『葵ちゃんのこと忘れたのかと思ってたわよ…愛斗手紙を取りに来たってことは変わってないのよね気持ち』



母さんは不安そうに聞いた


『あぁ変わってないよ…俺には葵しかいないから』


そう言った俺を見て母さんは笑った



手紙を持って部屋に戻った







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