愛たくて~あいたくて~
翌日俺は空港に居た



『愛ちゃん葵まだかなぁ~』



隣には何故か睦月と歩とすみれ




どうやら水無月先輩に聞いたらしい



今日一緒に空港に行くために昨日泊まったのだと言うことを始めて気づいた



『愛ちゃん…まさか緊張してる』



『そんなことねぇ~よ』


『はいはい』


緊張してる…確かに緊張してた



もしもう葵には違う誰かが居たらそう考えるとやっぱり怖かったりする



そんな考えを必死に書き消そうとしてた時に赤磐さんと葵の姿が見えた



『葵~』



そう言いながら葵に走りより抱きつくすみれ


すみれも寂しかったんだろう



葵がすみれに渡した手紙にはどうやら連絡は取らないと言う内容が書かれていたらしい



『愛ちゃん…行かなくていいの』


そんな二人を見つめる俺に隣の歩が言う


『あぁ…』


それでも足が動かなくて




気づけば赤磐さんが目の前に居た



『よお…愛斗お前らすごいな~それでこそ俺の息子だな』


なんて笑った


そんな俺の横で睦月は赤磐さんに


『はぁ?息子って』


なんて聞いてたけど俺はそんな事より葵から目が離せなかった




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