愛たくて~あいたくて~
『愛ちゃん…私ね』


葵は沈黙を破り話し出した



でも俺の気持ちを先にどうしても伝えたかったから葵の言葉を遮った



『待って俺が先に話してもいい?』



『うん』



『俺夢が有るんだけどさ』


『夢?』



『あぁ…大好きな人と幸せな家庭を作ること…葵が叶えてよその夢』



そう言い葵を見つめた



『うん一緒に叶えよう』



葵は笑顔で言う




『好きだよずっと葵を思ってた』



『私も愛斗が好き』



俺は泣きながら言う葵を抱き締めた



『もう離さないから』



『うん…もう離れない』



泣きながら葵も言った




やっと腕の中に葵を抱き締めれた




『ごめんね…ワガママばっかり言って離れちゃって』




『ばぁ~か離れてる時間が愛を育てるんだろ』



そう笑ったら葵も笑ってた




そんな葵を抱き締めた



今まで感じれなかった葵の温もり



嬉しくて幸せだった



葵の唇に何度もキスをした



そして今までの時間を埋める様に愛し合った








< 280 / 306 >

この作品をシェア

pagetop