愛たくて~あいたくて~
そして報道も落ち着き俺の休みも残り後1日


『葵…明日から俺仕事だよ』


葵にもたれながら言う



『そっかぁ…じゃあ私は明日から愛斗の実家に帰るね』



ちょっと寂しそうに言う葵



『なんならこのまま一緒に住んじゃう?』



冗談で言うと葵は笑いながら言う



『寂しくなるから嫌だ…』


確かにきっと一緒に住んでも寂しい思いをさせてしまうだろう


だから素直に一緒に住もうとは言えない



寂しい思いをさせるくらいなら実家で皆と居てくれた方が安心する



『だよなぁ~まぁ休みには会いに行くし今まで会えなかったこと考えれば繋がってるから大丈夫だよな』



『うん』


それでもやっぱり寂しそうな葵を抱き締めた



『会いたくなったら我慢しないで言って』


『うん』


『メールもするし電話もする会いにも行くから』



『うん』


『葵…本当に大丈夫?』



凄く元気がない葵が心配になった




『大丈夫じゃないかも』



『え?』


急にそう言われてビックリした






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