愛たくて~あいたくて~
だから何も思わず出たんだって



でも聞こえてきた声は女



葵は焦ったのか何も言えなかった




その時相手が葵に気づいたらしくわざとらしく話し出したって


聞きたくなくて葵は直ぐに切ろうとしたら


一言だけ


『愛斗はもらうから』



そう聞いてしまった


不安で仕方なかったでも何故か言えなくて昨日からずっと悩んで居たらしい




『ごめんね』



葵は最後に謝った



きっと勝手に携帯を見たこと電話の事を黙っていた事を謝ってるんだろう





『葵』



俺は葵を見つめた


『ごめんね』


葵はただ謝るだけ



そんな葵から離れて携帯を手に取った



バキッ



俺は携帯を二つに折った



『え…』


その瞬間葵は俺を見つめる




『バ~カ…我慢しないで言いたいことは言え』



葵はただ頷く



俺はまた葵の横に行き頭を撫でる




『葵…俺はお前が一番だからもう我慢しないで…葵の思ってる事全てぶつけて』



葵はただ頷くだけ



そんな葵をきつく抱きしめる





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