愛たくて~あいたくて~
『お前らな…てか机空いてないじゃん』


『何言ってるの早い者勝ちでしょう』


すみれの言葉に歩と睦月も頷く


仕方なく俺は霜月に言う



『霜月悪いなこっちで食べて』


『え…あうん』


そう言いテーブルに座る


家の食卓は4人がけ


結局俺と霜月と母さんは横隣の座敷のテーブルに…


母さんが来て言う


『あら初めてよね家来るの?』


『あ…はい如月くんと同じクラスの霜月葵です…お邪魔してご飯まで本当すいません』


霜月が言うと


『気にしないでいつもの事だし私料理好きなのよねそれに愛斗の友達なら大歓迎よ』


笑いながら言う母さん


『ありがとうございます』


こうして夕食を食べて何故かこのまま泊まるかって話になり


夜遅くまで皆で話した



話しの内容は夏休みの計画


プール行こうとか花火大会とか…


気付けば12時を回っていた


女性陣は未菜の部屋に行き男性陣は俺の部屋に残った


『なぁ愛ちゃん』


『何?』


珍しく歩が俺に真剣に話してくる


隣には爆睡してる睦月


睦月は寝たら朝まで起きない




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