愛たくて~あいたくて~
いつの間にか会場は静かになり俺の話しを真剣に聞いていた



『高校の頃に出逢い一度は別れました未熟で何の力もなくお互いの夢の為に仕方なく別れました、でも別れがあったからこそ俺は今歌っている、この夢をこの場所をくれたのは彼女とファンの皆のおかげだから、ちゃんと皆には話したかったんだ』



何処かで泣く声も聞こえてきた

それでも俺は続ける


『彼女と再会してやっぱり彼女の存在は大きくて喧嘩もしたしすれ違いもあったけど俺には彼女が大切だから彼女とこれからも一緒に居たいから結婚することにしました』



『きっとこれからも色んなことあるけど俺はずっとかわらず歌い続けたい、ファンの皆と彼女が与えてくれたこの場所でずっと着いてきて下さい俺は俺たちはもっともっと大きくなります』


俺の言葉を聞き会場からは


『おめでとう』


そう祝福してくれる声が溢れた


『ありがとう』


ファンの皆のおめでとうに俺は涙した


そんな俺の後ろから 真琴先輩が来て言う


『それでは聞いてください愛たくて』


そう葵を思い書いた曲


俺は泣きながら歌った


こうして俺のファンへの報告とラストライブは終わった


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