愛たくて～あいたくて～

翌日新聞やテレビは昨日俺が発表した結婚の話ばかりだった


夕方会見をした


昨日ライブの場で報告したのはファンに一番に伝えたかったからと言うこと


そしてこれからも頑張って行くことを伝えた


会見が済み自宅に戻ると不安そうに真っ暗な中待っている葵が居た


『葵？どうした』


『会見大丈夫だった』


『あぁ大丈夫だから気にするな』


『ごめんなさい』


『なんで謝るんだよ』


『だって私が不安になるからちゃんと結婚の事言うことにしたんでしょ』


『違うよ、俺がファンには理解してほしかったし祝福されたかったからだよ』


『でも』


そう事務所は赤磐さんは来れば公表したくなかったらしい



結婚自体はは反対ではなかったけどもう少し時期を見て発表したらいいのではと言っていた


それを押しきり俺はライブで発表した


メンバーはみんな俺の思いに賛成してくれた


だから迷うことなく公表した


『葵』

俺は葵を抱き締める


『俺がみんなに自慢したかっただけだから葵は気にせず俺の側に居なさい』


『うん、ありがとう愛斗』


『あぁここからがもっと大変かもしれないけどよろしくな』

『うん』


この日は葵を抱き締め眠った

絶対何があっても守り抜く

二度と手を離さないこれからもずっと

俺はそう胸に誓ったんだ