愛たくて~あいたくて~
二人で歩き出す


『バイトどう?』


『楽しいよ』


『そっか』


ほらな…話が持たないよ



『そっちは?夏休み何してんの』



『私はすみれん家に居るか先輩家に居るかだな』


『そっか』


聞かなきゃ良かった


聞いときながら落ち込む俺


そんな俺の気持ちなんて気づかず話しだす霜月



『そうそうあのさ…今日さっき如月くんが帰るまで皆で話してたんだけど明日皆でプール行かない?』




『いいけど…てかもう決定なんだろそれ…しかも絶対家に来る前から決まってただろ』


『なんでわかんの』


『歩と睦月の考えなんてお見通し』


あの二人の事だから絶対俺の意見なんて無視だよな



『何か凄いな…本当仲良いよね』


霜月が笑いながら言う


『そうかな…霜月とすみれも仲良しじゃん』


『確かにね』


なんてまた笑った





買い出しをしながら店を回る




キャベツにもやしにお好み焼き粉に…



あ…マヨネーズ…




なんて考えながら買い物をしながら霜月を見ると何故かお菓子を二つ持って悩んでる



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