愛たくて~あいたくて~
何か無性に抱き締めたくなって



後ろから肩に首を乗せた


『如月くん…?』


ビックリしてそう言う


だからとっさに離れて言う


『…二つとも買えば』


『あ…そうだね…そうする』


慌てながら言う霜月


やっぱり可愛くて愛しく思ってしまう


『さぁ~レジ行こうか』


『うん』


そう言いながら嬉しそうに付いてくるし


買い出しを終えて家に帰ると大変な事になっていた




『祐季』


そう言いながら霜月は立ち止まった



霜月の目線の先を確認すると先輩達が居た



『よお…お邪魔してます』


そう言うのは真琴先輩


『あの…なんで水無月先輩と真琴先輩が居るんですか?』


『いや…暇だったから久しぶりにお前ん家に来てみたら皆居たしビックリしたよ』


『そうですか?』



『如月くんだったけごめんね急に俺は止めたんだけど真琴が聞かなくて』


『いえ…構わないですよ…』


水無月先輩と話していると霜月不思議そうに言う


『祐季何でバイトは』



『あぁ早く終わったから葵んとこ行ったけどすみれと出掛けてるって言われてさ家帰ったら真琴が居てさ…で今に至るわけ』



水無月先輩は葵に事情を説明して居た


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