愛たくて~あいたくて~
先輩の説明を聞いて霜月は小さく


『そっか』

と言った



『ところでもちろん先輩達も食べて行くんですよね?』


まぁ返事はわかっていたが聞いてみた


『ああ食べる』


『何かごめんな』


『いえ…全然気にしないで下さい真琴先輩はいつも突然なんで』



みんな俺の話しを聞いて笑っていた




俺はそんな皆をほっといて夕食の準備を始めた



途中それに気づいた水無月先輩が手伝いに来てくれた



先輩が手伝ってるのを見て


みんな次第に準備を始める



未菜は睦月にホットプレートを出させて温め始めた



きっとホットプレートだけじゃ間に合わないから俺はフライパンを出して焼き始める



『先輩後はやるんで座っててください』


俺の言葉に笑いながら


『じゃあそうするよ』


そう言い皆の和の中へ



俺は一人でコツコツ焼く



たまに聞こえる霜月と先輩の笑い声



耳を塞ぎたくなる


別れるどころかラブラブで嫌になる




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